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MMT(現代貨幣理論)

皆さん、こんにちは!


税理士の安井です。ついにラグビーのワールドカップも終わりましたね。

私は元々ラグビーファンですので、いわゆる「にわか」ではありませんが、少し「ロス」な気分です。



さて、今日はMMT(現代貨幣理論)についてお話します。



皆さんは、MMTってご存知ですか?

  ↓↓↓

(Wikipedia)




いま、我が国では、「借金が多い」から、この借金を減らして財政を健全化しなければならない!!と声高に叫ぶ財政再建論者が圧倒的に多いんですが、私はこれには、従来から違和感がありました。



といいますのも、企業で考えるならば、年商5億円の会社で借金が2億円ある会社なら、そのままの取引条件で会社が大きくなれば、年商50億円では借金は20億円、年商500億円になれば、借金は200億円になるのは当然です。


「借金が多い」とは何をもって多いと判断するのか分からないのです。




そこで、MMT理論

MMTでは、


●借金が多いとは、イコール、それに見合う預金も増えている

●借金を減らすとは、イコール、それに見合う現金が減る


ということを言っています。



つまり、簿記会計の仕訳で表せば、


●現金/借入金

●借入金/現金


のことです。



この簿記会計に携わったことがある者なら誰でも知っていることを、多くの政治家や官僚・学者・マスコミも全く分からないようなのです。

ただ、貸方(右側)にある借入金の残高が多い!の一点しか見ていないのです。


借金を返済すれば、それに見合う現金が減るのです。


それを国の用語でいえば、国債を返済するには、国民の財産である現金を税金で吸い上げるということです。




それが過剰になれば、国民の財産(イコール、家計)を圧迫し、今よりももっとお金を使わないようになるでしょう。そうすれば、景気は悪化するのは当然です。


このMMTは、今の日本ではあまり取り上げられることはありませんが、学者では、藤井聡さん、国会議員では、西田昌司参議院議員・安藤裕衆議院議員などが提唱しているようです。

西田議員と安藤議員に共通するのは、二人とも、「税理士」であるということです。



税理士なら誰でも知っている、上記の仕訳で考えれば、MMT理論が結構、的を得ていることが分かると思いますよ。






 

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