top of page

ハンコの押し方~訂正印~

更新日:2020年3月17日

こんにちは!

安井事務所です!



本日は、知っているようで知らない「ハンコの押し方~訂正印~」についてです!



そもそも「訂正印」とは?

文書の訂正箇所にハンコを押すことによって、「本人が自ら訂正したもので他者による改ざんではない」ことを示すために捺印する印影のことをいいます。

知られているのは、以下のような感じだと思います。


しかし、正式に言うとこれは「間違い」なのです!



訂正印を押す際のルールには決まりがあります。


主に文書の不備は以下の3パターンで、それぞれ修正の仕方が違います。



❶「削除」:文章中に余計な文字がある場合

❷「追加」:文章や単語の記入漏れがある場合

❸「訂正」:文章に誤りがあり別の単語に修正する場合





それでは、それぞれの訂正印の押し方を見ていきましょう。




❶削除

余分な単語や記述を削除するケースについて。

1.誤りの部分に、二重線を引く。

2.二重線の上に訂正印を捺印する。(縦書の場合は右側に捺印。)

3.印の隣に「削除●字」と記入。


書類によっては、文章の前後の余白が狭かったり、特に実印などを用いる場合は印影が大きくて入らない場合もあり、捺印できないケースがありますが、そういった時は、二重線を引いた後、書類の欄外の余白に印をおして「◯行目 削除●字」と書くようにします。





❷追加

文書内の記入漏れや文字の抜けが合ったケースについて。

1.追加する箇所に「∨」(縦書きは「<」)を書いて、どこに追加するかを明白に示す。

2.文字を追加する。

3.記入した文字の近くに訂正印を捺印して、印の隣に「追加△字」と修正内容を書く。

幅の大きい実印を使う場合で書き込むスペースが小さい場合は、欄外の余白部分に「◯行目 追加△字」と記す。





❸訂正

単語や文字のミスを直すケースについて。

1.誤りの部分を二重線で削除。

2.修正箇所の上下どちらかに正しい単語を記入。(縦書きの場合は左右のどちらかに記入。)

3.すぐ近くに訂正印を押し、その隣に「削除●字 追加△字」と記す。


実印や銀行印を使うため、空きスペースがない場合は同様に、修正内容を「◯行目 削除●字 追加△字」と書きます。








いかがでしたでしょうか?

訂正印も奥が深いものです。


役所で何か書類を提出しても、二重線を引いて、ハンコをおして訂正文字を記入などで、「削除〇文字」などを書けと細かく言われないですが、重要な書類などには、悪用されないためにも、このルールで訂正印を押した方が無難かと思います。



来週は「捨印」についてお届けしたいと思います。



 

~お願いとご注意~

このメールマガジンは著作権法で保護されています。

許可無く複製及び転載をすることを禁止します。

また、本メールマガジンの記事を元に発生したトラブルや損害等に対して発行人はその責任を負いません。

自己の責任にて対処ください。

 


最新記事

すべて表示

年末年始休業のお知らせ

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 誠に勝手ながら、弊所は、下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。 【年末年始休業期間】 2021年12月29日(水)~2022年1月4日(火) ※お問い合わせにつきましては、2022年1月5日(水)以降に順次対応さ...

顧問先様ページを更新しました!

顧問先様ページに以下のPDFデータをUPしています! ★Q&A 全事業者が対象!改正電子帳簿保存法により必要となる対応とは? 来月から始まる制度です。今一度確認しましょう! ~顧問先様ページへの登録方法~ ※顧問先様以外の方が登録しても、承認されません。...

生前贈与のラストチャンス?!

相続税対策としてポピュラーな生前贈与、現金や自社株を毎年少しずつ移している方もいらっしゃるかと思います。 この生前贈与で相続税対策ができなくなると巷で噂されていますが、一体どういうことでしょうか? 解説したいと思います!...

Comments


bottom of page