2018年1月17日5 分
皆さん、こんにちわ！
安井事務所の次原です！
なんだか最近は冷え込むので、お布団からなかなか出られないですね、、、
さて今回は「被扶養者資格の再確認」です。
いったい何なんだ？と言いますと、毎年６月頃に協会けんぽより“扶養者で扶養者要件に該当しない人はいないか？”というお尋ねのことです。
平成２８年度は
削除人数：７.０万人（平成２８年１０月末現在）
削除による効果：２２.７億円程度（高齢者医療制度への負担）
＜削除となった主な理由（就職）＞
被扶養者から除かれた主な理由は、「就職したが削除する届出を日本年金機構へ提出していなかった。」というものが殆どであり、二重加入による削除の届出漏れが多く見受けられた他、収入超過によるものも見受けられました。
高齢者医療制度への負担というのは、、、
高齢者の医療費は、税金、本人負担によるほか、協会けんぽ、健保組合、国民健康保険等の医療保険制度から拠出することになりますが、こうした協会けんぽなどからの支援金等（皆さんが納められた保険料によるものです）は、原則として各々の制度の加入者（被保険者及び被扶養者）の人数などに応じて算出されます。
そのため、本来、健康保険の被扶養者から削除しなければならない方が届出を行っていないと、その被扶養者分についても協会けんぽの支援金等の額に追加され、皆さんの保険料負担も増えることになります。
そして、平成２９年度の結果が平成２９年１２月２０日に公表されました。
削除人数：約７.６万人（平成２９年１０月末現在）
削除による効果：１８億円程度（高齢者医療制度への負担）
＜削除となった主な理由（就職）＞
被扶養者から除かれた理由は『就職したが削除する届出を年金事務所へ提出していなかった。』というものが大半でしたが、収入超過による削除についても見受けられました。
以上の記事は全国健康保険協会(協会けんぽ)のホームページより確認出来ます。
↓↓↓↓↓↓
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/home/g5/cat590/29122001
最近は高齢化も進み、医療費が増えているけど、労働人口が減っていっているという問題があります。
収入超過により扶養要件から外れている人がちゃんと自分で健康保険料を払うように！という確認は最近厳しくなってきているのかと思います。
そして、協会けんぽも被扶養者の人数を減らすことで、支出を減らしたいという思いがあります。
収入超過してもバレないだろうと思っても、案外すぐにバレるものです。
ましてや、マイナンバーがちゃんと機能してくる社会になれば、削除人数も現状より増えるでしょうね、、、
社会保険の強制加入の事業所で、社会保険に加入していない事業所は、片っ端から「加入して下さい！」という手紙が来ています。
やはり、それだけ医療費が増え、保険料収入が減っているのでしょう。
協会けんぽも努力はしているでしょうが、限界が来たら、保険料の値上げをするしかなくなるでしょう。
そういう観点から見ますと、扶養者が要件を満たしているのか？という確認は重要なんだなぁと感じます。
会社も手続きが面倒だと思いますが、扶養者が要件を満たさなくなったら、すぐに届け出るようにしなければなりませんね！
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