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金融機関との取引について

更新日:2021年1月10日






皆さんこんにちは!税理士安井事務所の阿部です。

新型コロナの影響により銀行融資を申込むことが多くなっていることと思います。



さて、皆さんがお付き合いしている金融機関(銀行)の支店長さんはどんな方でしょうか?


金融機関の支店長とは、支店内の最終決裁権限者です。支店長がハンコを押さなければ、支店決


裁融資は実行できませんし、本部にあげることもできません。


支店長が営業畑出身であれば、数字重視のために多少難しい融資に対しても前向きに取り組む方


が多いようですし、融資畑出身であれば逆に慎重になる方が多いようです。


金融機関の支店長の任期はおおよそ3年と言われています。お客様のところへよく訪問する支店


長もいれば、全く訪問しない支店長もいますので、支店長に会わなかった~、という方もいらっ


しゃるかもしれませんね。


しかしながら、支店長の方針によって融資の方針にも影響しますので注意が必要です。支店長に


就任後、半年ぐらい経過してから徐々に独自色を出してきますので、業況が変わっていなくても


今までできていたこと(例えば3ケ月ごとに転がしてきた手形貸付等)が突然打ち切りになる場


合もあります。もしも、一行取引しかしてない場合・・・、ゾッとしますよね。



そのようなリスクを回避するうえでも、必要なのは複数金融機関と取引することです。

皆さんも、連鎖倒産等のリスク回避のために得意先を増やし、特定の得意先に左右されないよう


に取組んでいるはずです。それと同じように、金融機関も複数行取引をしておくことも必要で


す。融資取引も複数行で行います。複数行取引をしておけば、一行が融資取引の継続が難しくな


った場合でも他行でそれを補うことができる可能性があります。



今後も新型コロナの影響で経済活動がストップする場合もあるかと思いますので、今のうちに資


金調達先を増やしておくことも検討しましょう。


 

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